フェアチャイルドセミコンダクター、 エレクトレットコンデンサマイク出力をパルス密度変調のデジタルデータへ変換する、温度補正回路付きデジタルマイク製品シリーズを発表

FSJ_FAN3850x_Dec2011携帯電話端末用に最適化され、優れたノイズ除去特性、
容易なプロセッサとのインターフェースを実現

2011年12月20日 – フェアチャイルドセミコンダクタージャパン㈱(本社:東京都渋谷区、社長:雨宮隆久)は、携帯機器向け高性能アナログオーディオ製品ポートフォリオを拡充すべくデジタルマイク・プリアンプ製品シリーズFAN3850xを発表しました。シリーズにはゲインが16dBまたは19dBのFAN3850Aと、15dBのゲインに温度補正回路を含むFAN3850Tの製品ラインアップがあります。

これらのデバイスは、プリアンプ、低ドロップアウトレギュレータ(LDO)、A-Dコンバータで構成され、エレクトレットコンデンサマイク(ECM)からの出力を、パルス密度変調されたデジタルデータストリームに変換します。これにより、優れたノイズ除去特性が得られると同時に、携帯電話端末プロセッサへのインターフェースが容易になり、より高品質なサウンドを実現することができます。

詳しい製品情報は、こちらをご参照ください。
http://www.fairchildsemi.com/pf/FA/FAN3850A.html

http://www.fairchildsemi.com/pf/FA/FAN3850T.html

特長と利点

  • FAN3850Aは、ゲインが16dBまたは19dBに設定されています。
  • FAN3850Tは、15dBのゲイン設定に加えて、出力感度が正の温度係数を持つエレクトレットコンデンサマイク(ECM)に対し、これを補正し全温度範囲でフラットな応答感度になるよう負の温度係数を持たせています。
  • エレクトレットコンデンサマイク(ECM)からのアナログ信号出力はプリアンプで増幅され、オーバーサンプリング・ デルタシグマA-Dコンバータを経て、パルス密度変調のデジタル信号を出力します。
  • 動作電圧範囲は1.64Vから3.63V、消費電力は無負荷時0.8mW(typ)、パワーダウンモードでは20μW以下です。
  • 優れたS/N比、低歪率、音圧レベルの大小にかかわらず高いPSRRを維持。
  • 携帯電話端末、ノートブック向けマイクロフォンアプリケーションに最適。

『成功へソリューション』をお客様に届けることに専心し、フェアチャイルドはモバイル・テクノロジーのリーダーとして、特定のデザインから生ずる要求にも応えられるよう、カスタマイズ可能な多数のアナログおよびパワーIPポートフォリオを提供しています。先端の回路技術を小型で最新のパッケージに集積する一方、デザインのコスト、サイズ、および消費電力を削減することにより、フェアチャイルドはモバイルユーザーに大きな利益をもたらします。フェアチャイルドのモバイルIPは、今日、市場に流通するほとんど大部分の携帯電話端末で採用されています。

フェアチャイルドのモバイル・ソリューションに関する詳細情報はこちらをご覧ください。
http://www.fairchildsemi.com/applications/diagrams/mobile.html

 

価格:
FAN3850A:    0.16ドル(1,000個購入時)
FAN3850T:    0.19ドル(1,000個購入時)

入手性:
サンプル出荷中

量産納期:
8-10週間製品の各種資料はこちらをご参照ください。

製品の各種資料はこちらをご参照ください。
データシート
http://www.fairchildsemi.com/ds/FA/FAN3850A.pdf