フェアチャイルドセミコンダクター 、2011年第3四半期業績を発表

  • fairchildモバイル・アナログ製品の売上げは、前期と比べ11パーセントの伸び

2011年10月24日 – 高性能パワー半導体及びモバイル向け半導体製品で世界をリードするフェアチャイルドセミコンダクター(NYSE: FCS)は、2011年第3四半期の業績を発表しました。第3四半期の売上高は403.2百万ドル、前期比7%減、前年同期比3%減となりました。

フェアチャイルドの第3四半期純利益は35.8百万ドル、希薄化後の1株当り利益は0.28ドルとなりました。前期ならびに前年同期の純利益及び希薄後の1株当り利益はそれぞれ、44.9百万ドル及び0.34ドル、35.8百万ドル及び0.28ドルでした。粗利益率は35.9%となり、前期ならびに前年同期の粗利益率はそれぞれ、37.1%、36.4%でした。

調整後の第3四半期粗利益率は36.0%で、前期比1.2%減、前年同期比0.5%減となっています。調整後の粗利益には、特別減価償却と工場閉鎖に関する棚卸引当金/評価損は含まれません。調整後純利益は44.5百万ドル、希薄化後の1株当たりの利益は0.34ドルとなりました。前期ならびに前年同期の調整後純利益及び希薄化後の1株当たりの利益はそれぞれ、54.6百万ドル及び0.41ドル、52.8百万ドル及び0.42ドルでした。調整後純利益には、買収に関わる無形資産に対する減価償却、リストラ費用及び減損、特別減価償却と工場閉鎖に関わる棚卸引当金/評価損、繰越し融資手数料に対する償却、訴訟費用、及びこれらの項目及び他の買収に関わる無形資産による税は含まれません。

「我々のモバイル・アナログ製品は、この四半期に売上げを2桁伸ばしました。」とフェアチャイルドセミコンダクター最高経営責任者兼社長のマーク・トンプソンは述べています。「MCCCの売上げは前期と比べ同じレベルで推移しており、需要の高いモバイル製品での売上げ増がコンピュータ及びコンシューマ市場での売上げの落ち込みを埋め合わせる結果になりました。PCIAの売上げは、民生機器、ホームアプライアンス、及びソーラー発電それぞれの分野でお客様が在庫を調整したことに加え、産業機器、オートモーティブ市場における下半期の通常的な季節要因による落ち込みで10%減になりました。」

 

市場とチャネルサービス
また、マーク・トンプソンは次のように述べています。「モバイル機器及びオートモーティブ各市場でのデマンドは期待通りでした。コンピューティング市場は依然として弱い状況にあり、これらの製品に対して代理店チャネルでの在庫を継続して低く抑えています。民生機器、ソーラー発電各市場でのデマンドも引き続き弱い状況です。代理店経由の売上げは9%減少しました。これは予想を超えており、結果的にチャネル在庫が小幅ながら増加しました。第4四半期では代理店の販売予測を実質的には下回るチャネルへの出荷量を計画しています。これにより、年末までに在庫を減少させ、2012年には再び売上げを伸ばす体制を整えることができます。」

 

第3四半期ファイナンシャル
「粗利益率の減少は主に工場の低稼働率に起因しています。」とフェアチャイルドのエクゼクティブ・バイスプレジデント兼最高財務責任者であるマーク・フレイは述べています。「また、8インチ工場の立ち上げコストも利益率を減少させる要因になっています。研究開発、販売及び一般管理費は、厳しいコストコントロールと、変動報酬分を低く抑えたことで92.2百万ドルとなり、我々の予想範囲内で良好な結果となりました。また、今期19.4百万ドルのフリーキャッシュフローを生み出しています。デマンドの減少に合わせ工場稼働率を低く維持した為、社内在庫の金額は2%の増加になりました。」

 

将来の見通し
フレイは次のようにも述べています。「第4四半期の売り上げは350百万ドルから370百万ドルの範囲と予想しています。 現在の受注状況はこの範囲の売り上げを達成するに十分なものとなっています。第4四半期は在庫を減らすべく工場稼働率を低く抑える為、調整後の粗利益は、32%から34%の範囲になると予想しています。また、第4四半期の研究開発費、販売及び一般管理費は、今期とほぼ同じレベルになると予想され、調整後の税率は四半期あたり15% +/-3%と予想されます。前期同様、第4四半期の業績を発表する前に将来の見通しを改訂するとは限りません。また、その義務を負いません。」

 

調整後の粗利益、調整後の収益、損失、及びフリーキャッシュフローは、非GAAP財務指標であり、GAAPに準拠した財務業績に代わるものではありません。調整後の粗利益を確定するにあたって、特別減価償却、工場閉鎖に関する棚卸引当金/評価損をGAAP粗利益から除外しています。また、調整後の純利益/損失を確定するにあたって、買収に関わる無形資産の減価償却、リストラ費用及び減損、特別減価償却及び工場閉鎖に関わる棚卸引当金/評価損、繰越し融資手数料に対する償却、訴訟費用、これらの項目や他の買収に関わる無形資産に対する税をそれぞれ除外しています。また、フリーキャッシュフローを確定するにあたり、設備投資を営業活動からのGAAPキャッシュから除外しています。フェアチャイルドは、マネージメントが会社業績の指標としてそれを付加的に使用しているという理由で、調整後の結果を発表しています。また、マネージメントは、一時的、現金支出を伴わない、その他例外的な取引を除外することにより事業活動の方向がより明らかになるという理由で、調整後の財務情報が投資家にとって有用であると考えています。調整後の結果を確定するにあたり、フェアチャイルドが使う基準は他社で使われている方法と異なる可能性があり、該当するGAAP基準に代わるものとは捉えるべきではありません。

将来予想に関する記述への注意点
“将来の見通し”の項を含め上記のいくつかの段落には、マネージメントの推測、或いは期待に基づいた将来予想に関する記述があり、リスクと不確定要素を含んでいます。その他にも将来予想に関する記述が、このニュースリリースにはあります。将来予想に関する記述は一般的に、常にではありませんが、「信じます」、「期待します」、「見込んでいます」等の将来予想の用語を含んでいたり、マネージメントによるフェアチャイルドの将来の業績に対する期待を引用したりしています。様々な要素により、将来予想に関する記述で表現されたものと実際の結果は実質的に異なったものになっています。これらの要素として以下のようことが考えられます。期待したレベルの注文が未達、コスト削減の活動が期待されたほどの節約結果に至らない、あるいは、その活動自体が逆効果、我々の製品に対するお客様のデマンドの変化、我々の顧客及び代理店での在庫に変化、テクノロジーを使用する権利の失効、我々自身の知的財産を不正流用または侵略行為から守ることに失敗することも含めたテクノロジー或いは製品開発でのリスク、工場の供給能力、量産遅延のリスク、適正価格での原材料の確保、競争相手の活動、代理店を含めたキー顧客の損失、キーになるマネージメントとその他の従業員を引き付け、雇い続けることに失敗、注文のキャンセル、またはブッキングの低下、製造イールド、または製造数の変化、保証或いは製品責任クレームに関するリスク、国際間ビジネスに固有にあるリスク、税制の変化、或いは低い課税管轄区域から高い課税管轄区域の間で発生する利益の移動、規制或いは重大な訴訟によるリスク、これらと、その他のリスク要素は4半期毎或いは年次報告書で米国証券取引委員会(SEC)との間で議論され、フェアチャイルドセミコンダクターウェブサイトの投資家の皆様欄、或いはSECのウェブサイトwww.sec.govに掲載されます。