実績があり高信頼度の光絶縁を提供する 業界初の双方向ロジック・ゲート・オプトカプラを発表

FSJ_FOD8012_Feb2011システム間における絶縁型デジタル信号通信をサポートします

2011年2月22日 – 産業用機器のデータ伝送設計に携わるエンジニアは、フィールドバスを介して、コントローラ、ADコンバータ、センサー等、影響を受けやすい部分に電気的損傷を与えることなく高速でデータ伝送を行う必要があります。従来の方法としては、シングル・チャネルのオプトカプラを2個使うか、或いは別のテクノロジー、即ち、電磁結合、容量性結合を用いる方法がありますが、EMIに対して、十分信頼できる絶縁レベル、耐性が得られてはいません。

フェアチャイルドセミコンダクタージャパン㈱(本社:東京都渋谷区、社長:雨宮隆久)は、設計者の要求に応えるため、ノイズ耐性に優れ、実績ある高信頼度の光絶縁を提供する、業界初の全二重双方向ロジック・ゲート・オプトカプラFOD8012を発表しました。この双方向オプトカプラは、産業用フィールドバス・データ通信、プログラマブル・ロジック制御、サーボ・コントロールの他、インバータ回路、ファクトリ・オートメーション、プロセス・コントロール、産業用テスト及び測定等のアプリケーションに最適です。

FOD8012は、システム間を絶縁することで、グラウンド・ループ或いは、有害な電圧ノイズの影響を排除したデータ伝送をサポートします。他社の製品は、0.1mm以下の内部絶縁間隔であるのに対し、FOD8012の内部絶縁間隔は0.4mm以上あり、実績ある高信頼度の絶縁特性を得ることが出来ます。 また、この製品は最大15Mbit/secの高速スイッチング動作が可能であり、フェアチャイルドが独自に開発したパッケージ技術、Optoplanar®を使用して設計され、最小20KV/usの高い瞬時コモンモード除去電圧(CMR)を実現しています。従って、産業用機器などノイズの多い環境で優れた効果を発揮します。

このハイスピード・ロジック・ゲート・オプトカプラは、2チャンネルのオプトカプラを双方向通信が可能になるように配置、統合した製品で、コンパクトな8ピンSOパッケージで提供されます。それぞれ1チャネルのオプトカプラは高速AIGaAs LEDと、それをドライブするCMOSバッファIC及び、検出用CMOS ICで構成されます。

更に、FOD8012は、産業用に求められる広い動作保証温度範囲 -40 ~ +110℃を持ち、電源電圧はロジックレベルとのトランスレートが容易な3.3Vまたは、5Vに設定されています。また、製品の高い絶縁耐圧性能はUL1577及びIEC60747-5-2規格に認定されています。

フェアチャイルドは、FOD8012を始めとして、多種多様な高性能オプトカプラ製品ファミリを開発することにより、お客様の革新的デザインの促進に貢献いたします。FOD8012は、独自の共平面パッケージ技術OptoplanarRを採用することで、業界トップクラスのノイズ耐性を提供します。また、Optoplanar技術により、安全かつ十分な内部絶縁間隔0.4mm以上を確保することが可能になり、信頼性の高い高絶縁耐圧特性を実現し、UL1577及びIEC60747-5-2に認定されています。

価格:
US$3.08(1,000個購入時)

入手性:
サンプル出荷中

量産納期:
8-12週間

製品の各種資料はこちらをご参照ください。
データシート:
http://www.fairchildsemi.com/ds/FO/FOD8012.pdf